2019-07-18公開

クレジットカード不正利用の手口とその対策!不正利用された時に補償はある?

クレジットカード不正利用の手口とその対策!不正利用された時に補償はある?
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クレジットカードの不正利用のリスクに不安を抱いている方も多いと思います。不正利用された場合、補償や返金はあるのかが気になりますよね。今回は不正利用のおもな手口やその予防策、被害に遭ってしまった時の対処法などを解説します。

更新日時:2020-01-22

クレジットカードが不正利用されてしまう原因やその手口とは?

クレジットカードの情報を盗み、不正利用する手口は複数あります。不正利用の手口について、一覧表にまとめました。

不正の手口 内容 補足
1.スキミング スキミングとは、主に店舗やATMでカードを利用する際にクレジットカードの磁気情報を盗み取られてしまうことです。スキミングでは、「スキマー」という読み取り機器でカードの磁気情報を盗み、偽造カードを作成します。その結果、自分が持っているクレジットカードと同じ情報の偽造カードが作られ、不正使用されてしまいます。 <スキミングされる場所>
・ATM
・店舗
・ホテル
・スポーツジム
2.フィッシング詐欺 フィッシング詐欺とは巧妙に細工された正規のサービスを装った偽メールを配信し、フィッシングサイトへ誘導し個人情報を盗み取り不正利用する詐欺です。

フィッシングサイトとはユーザーの個人情報を盗み取ることが目的のサイトであり誘導先のサイトに誤って、クレジットカード番号など個人情報を入力すると情報が盗まれて不正利用されてしまいます。
<よくあるメール文章>
・アカウントのお支払情報を更新してください。
・有効期限が切れています。
・商品券(プリペイドカードや金券類)をプレゼントいたします。
・デバイス当選や安価で購入できます。

個人情報の入力を促すメッセージなどを用いて、巧妙にクレジットカード番号を盗み取ろうとしてきます。
3.コンピューターウイルス コンピューターウイルスにはいろいろな種類がありますが、パソコンの中の情報を盗んだり、ウイルスに感染したパソコンを使ったときに入力した情報を盗むものもあります。このような悪質なウイルスに感染すると、クレジットカードの情報が流出する可能性があります。 ファイル共有ソフトなどからコンピュータ内のデータが流出し、結果的にカード情報が流出してしまうケースがあります。
4.ECサイトからの情報漏洩 ECサイトから個人情報が流出することもあります。セキュリティに脆弱性のあるECサイトが攻撃され、サイト利用者のカード情報が抜き取られます。 ECサイトの運営者が意図的に情報を流出させるのではなく、外部からハッキングされて、顧客情報を盗まれるようなケースが多いです。
5.なりすまし なりすましは第三者が消費者になりすまし、不正にクレジットカードを利用することです。 第三者がクレジットカードを不正使用するという点は共通ですが、どのようにカード情報が流出するかはケースバイケースです。
6.架空のネットショッピングサイト 偽のネットショッピングサイトを立ち上げ、そこで商品を販売する詐欺です。買った商品は模倣品や粗悪品が多く、最悪の場合、商品すら届かないことがあります。また、偽のネットショッピングサイトにクレジットカードの情報を入力すると、カード番号が盗用され不正使用される可能性があります。 まったく存在しないネットショッピングサイトを名乗る場合もあれば、有名ネットショッピングサイトをかたる悪質なケースもあります。
7.悪質な出会い系サイト 悪質な出会い系サイトはサクラを用意し、消費者にポイントを使わせます。またクレジットカードの情報を入力すると、不正使用される可能性があります。 悪質な出会い系サイトは、しばらく悪質な運営を継続したあと、サービスを潰し、また新たに立ち上げる、ということを繰り返しているケースが多いです。

クレジットカードを不正利用されたときの対処法

1.本当に身に覚えのない請求か確認する

不正利用されたかもしれないと気づいたら、その請求が本当に自分が利用したものかどうかを速やかに確認します。不正利用だと思っていたら実は自分で使っていた、というケースも珍しくありません。店舗や通販で使っていないか、レシートや領収書、通販の買い物履歴を確認してみてください。

例えば、「かなり前に利用した分の請求が来ている」というケースがあります。決済処理に時間がかかる店舗ではカード会社の締日に手続きが間に合わず、締日以降にカード会社へ連絡している場合もあります。カード会社は店舗からの連絡を受けてから会員に請求の連絡をするので、店舗の決済処理に時間がかかると会員への請求のタイミングも、実際の利用した日からずれてしまいます。
また、「利用した店舗名とカード会社に登録されている店舗名が異なっている」などのケースもあります。身に覚えのない店舗から請求が来ていると思ったら、店舗名とカード会社登録名が違っていただけだった、というケースです。
表記名が異なる会社も多いので、請求のあった店舗名でネット検索してみたり、それでもわからなければ店舗に問い合わせてみるのもひとつの方法です。店舗名とカード会社登録名の異なる店舗はこういった問い合わせを過去にも受けている可能性が高いので、スムーズに回答してくれるでしょう。

2.カード会社に連絡してカードを利用停止にしてもらう

クレジットカードの請求を確認した結果、本当に身に覚えのない請求が来ているのであればすぐにクレジットカードの利用を停止申請しましょう。1日でも早く利用停止にしないと、被害が拡大する可能性が高くなります。カードを利用停止すると一時的にカードが使えなくなりますが、新しいカードが後日送られてきます。
送られてくるまでの期間については、各社によって異なります。

3.再発行の連絡は必要?

クレジットカードの利用を停止する手続きを行う際に新しいクレジットカードの発行を依頼できますので、別途再発行の連絡をする必要はありません。しかし、再発行される際には、カード番号が変更されるため審査が入ります。その結果、発行されない場合もあり得ます。また、再発行を希望せずにそのまま解約するということも可能です。

4.警察に届け出る

まずはカード会社への連絡が優先です。そこで警察に届け出る必要があるかどうか確認します。警察に届け出るのが良いということであれば、不正利用されたクレジットカードの会社名や不正利用の内容(日付・店名・商品名・金額など)を申告することになります。

警察への届け出が必要な場合は、一刻も早く届け出を済ませると良いのですが、落ち着いて伝えるべき情報(紛失・盗難時の状況など)を整理してから連絡するとスムーズです。情報を整理しないまま電話をしてしまうと、相手の質問に答えられず、後からかけなおすなどといった状況になり二度手間となる可能性があります。

カード会社に連絡しカード契約者本人に過失がない、などと保険の対象となることが確認されれば補償は受けられますが、保険適用には一定の条件があります。

クレジットカードを不正利用されたときの対処法

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クレジットカードを不正利用された際に補償や返金はある?支払い拒否はできるの?

クレジットカードを不正利用されたときは補償されるのか、返金はあるのか

クレジットカードを不正利用されてしまった場合、その補償や返金は可能なのでしょうか。基本的にはカード契約者に過失がなければ補償・返金が可能で、不正利用された分の支払いについて拒否することができます。場合によっては返金されないことや、支払い拒否ができないこともあります。補償に該当する場合、カード会社が補償してくれますが、例外的にネットショップが補償するケースもあるようです。クレジットカードを不正や瑕疵(かし)なく(過失なく)利用していた場合、全額返金される可能性が高いと考えてよいでしょう。

補償される、補償されない場合はどんなとき?

補償される、補償されない場合について一覧表にまとめました。

カード会社により補償される例 補償されない例
・カード契約者に過失のない個人情報流出による被害
・クレジットカードの紛失、盗難から一定期間内の被害
・不正利用発生から一定の補償期間を過ぎている※
・契約者の家族が利用した
・明らかに推測されやすい暗証番号が設定されていた(自分の誕生日や車のナンバーなど)
・カード裏面に署名をしていない(署名がないと拾った人が自由に署名できるため)
・他人にカードを預けていた
・カードの裏面に暗証番号を書いていた

※期間はカード会社によって異なるため、個別に問い合わせる必要あり
ネットショップにより補償される例
・ネットショップがハッキング被害などによりカード情報を流出させた(セキュリティに脆弱性のあったショップに責任があるため)

不正利用の請求は支払い拒否できるのか?

補償が適用されれば、後から返金されるとはいえ、一時的にも支払うのは困る、という方もいるでしょう。
そこで、クレジットカードを不正使用された場合「支払い停止等の抗弁に関する手続き」という制度で支払い拒否をすることができます。

ただし、分割払いを利用している場合は、分割払いの手数料を含めた支払い総額が4万円未満のとき、リボルビング払いを利用している場合は購入した商品価格が3万8,000円未満のときは適用されません。
支払い拒否するためには申し出ることが必要で、具体的には日本クレジット協会のウェブサイトから書類を印刷し手続きができます。申し出ない限り利用料金が引き落とされてしまうため、なるべく早めに申請しましょう。

クレジットカードの不正利用を未然に防ぐためには?

クレジットカードの使用ルールを必ず守る

クレジットカードの不正利用対策には、クレジットカードの使用ルールを必ず守ることが大事です。一言に集約すると、「ルールを徹底して守る」が一番の不正利用防止策です。具体的には、カード裏面に必ずサインをする、クレジットカードを他人に貸さない、暗証番号を他人に教えないなどです。

クレジットカードを他人に貸さないことと暗証番号を教えないことは当然として、「なぜカード裏面に署名が必要なのか?」ご存じない方もいるかもしれません。

カード裏面に署名が必要な理由は、「署名がないと他人が自由に署名し、その署名でカードを使えてしまう」からです。署名のないカードを紛失した場合、カードを拾った人がすぐ利用できることになります。暗証番号なしでも自由に使えることになるので、大変危険です。また署名をしないことは所有者の過失なので、補償が適用されない可能性もあります。

クレジットカードを使うときに気をつけるべきこと

クレジットカードの不正利用対策として気をつけるべきことを以下に挙げます。

・カードを怪しい店舗やサイトで使わない
・ATMを使用する際は、ATMに不審な機器が取りつけられていないかを確認する
・ATMに不自然な接着剤の跡がついていないかを確認する
毎月の利用明細はきちんとチェックして、不正利用に気づくようにする

インターネット上でクレジットカードの情報を入力する必要があるときは、SSLに対応したサイトを利用しましょう。SSLに対応したサイトは情報が暗号化されており、未対応のサイトよりも安全に利用できます 。ブラウザで見たときにURLの左側か右側に鍵マークが表示されたり、URLの一部が緑色になっていたりすることが目印です。

メールに関しては、身に覚えのないメールの添付ファイルは絶対に開かないことが重要です。ウイルスが仕込まれている可能性があり、パソコンやスマホ内の情報、パソコンやスマホから入力した情報などが盗まれる恐れがあります。

自分が持っているクレジットカードの会社に不正検知システムがあるかチェック

不正検知システムとは、クレジットカードの取引が行われるたびに、取引に不審な点がないか24時間365日監視するシステムのことです。万が一取引に不審な点があれば契約者に電話やメールで連絡が入り、その取引が身に覚えのないものであった場合は持っていたカードの停止手続きが取られ、新しいクレジットカードの発行が行われます。不正利用対策、防止の観点からも優れたシステムです。

楽天カードではセキュリティ対策のひとつとして、この不正検知システムが導入されています。

クレジットカードの不正利用を未然に防ごう!被害に遭ったらすぐに対処しよう!

クレジットカードの不正利用は未然に防ぐことが可能で、被害に遭ったとしても普段から正しくクレジットカードを利用し、すぐに対処すれば補償対象となります。まずは不正利用対策について知ることが重要で、具体的には、「怪しいサイトや店舗、ATMで使わない」「毎月必ず利用明細をチェックする」などが基本の対策といえます。日頃から利用明細でセルフチェックを行うことで「不正利用をされない」「万が一の場合はすぐに対処する」を実践していきましょう。

この記事を書いた人yeah.peach

元金融系SE。現在はフリーランスとして、Webライティング、Webディレクター業務、受託開発、などで生計を立てている。主な執筆ジャンルはIT(プログラミング、IT転職、受託案件)、金融(投資、税金、クレジットカード、保険)など。

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